tampere   

Dec 2014
長久手市T邸

くらし設計


建築設計 くらし設計室

NIche Drawer / Oak / Brass
Kitchen WorkTable / Oak / Brass
Tv Bord / Oak / Brass
BookShelves / Walnut
Dining Table / Oak / Iron
Sofa / Oak / Linen Fublic

 


ダイニングテーブル
テーブル
金具
ribinngu
ソファー


依頼主との打ち合わせでは、たくさんお話をさせていただいたようで
実はそれほどの言葉を交わしていたわけでもないことに気づきます
ただ、住み手となる依頼主が情熱をもって住まい作りをされていることがひしひしと伝わってきたこと
それに応えたいと黙々と製作に励んだことを記憶します
人と人だからこそ、数値や数字以上に伝え合うものがあり
それを結果に繋げられる仕事人でいたいと思っています

依頼主のTさんはじめ、工務店の菊原さん
それから設計事務所のくらし設計室さん
本当にお世話になりました

納めさせていただいた家具ともども末長いお付き合いをよろしくお願いします


Dec 2014
Oil Stain

テレビボード


TV Bord / Oak Oil Stain
Desk / Oak Oil Stain

オーク材の着色の家具
色味や染まり具合がとても綺麗に仕上がりました
色乗りの悪いオイルステインですが、あれこれと工夫を繰り返すことでいき着いた方法をとっています
塗装ひとつをとっても知識や技術を要します
ものづくりに必要なのは、それを習得しようとする謙虚な姿勢だと感じます

依頼主に仕上がりの色を気にいっていただけことが何よりです

 


Dec 2014
Remake

 

建築設計 服部信康建築設計事務所

Kitchen Table / Chery
Round Table / Nara

既存の家具をリメイクするというお仕事
無垢材のテーブルや棚を新しくできあがる新居にあわせて
大きさや用途をしつらえる

きちんと作られた無垢材の家具は鉋がけを施すと、綺麗に蘇ります
大きさを小さくする加工はそれほど難しくありません
大きくする加工になると、新しい部材をつけくわえるという作業になりますが
それをうまくこなせたように思います

Hさん、よろこんでいただけて嬉しいです
元の家具もよろこんでいることと思いますよ



Dec 2014
Walnut



Cabinet / Walnut / Brass

40センチほどの幅広のウォールナットの板を扉に用いています
材を仕入れた時にこのように用いたいと考え、それから2年が経過していました
今回、依頼主からの要望にぴたりと構想が一致したので、材を倉庫から引っ張り出してきました
品良く白太や小節を取り込むことで、木の魅力が強く伝わる家具に仕上がったように思います
小引き出しを戸の内側に隠してしまったことも、引き手を細い真鍮の丸棒としたことも
すべてが必然であったと思っています
それが、シンプルという力強いものなのだと考えています


Dec 2014
Profile



建築設計 久安典之建築研究所

Dining Table / Walnut
TV Bord / Walnut

軽快な天板断面形状と細身の脚の食卓
北欧の名作椅子になぞらえて製作しています
カーブの形状などは作る家具ひとつひとつで異なります
大きさや材質が変われば、太いと感じたり細いと感じたりもします
なので製作の過程でいつも手加減が必要になってきます

作りながら考える、考えながら作る
工房でつくる家具だからこそですね



Nov 2014
Walnut


TV Bord / Walnut / Iron

ウォールナットの木目と刻まれるスリットが美しい家具
薄く見せている天板見附のディティールと細いアイアンの脚部が緊張感を保たせています

納品先が遠方のため発送させていただくことになりました
設置された姿を見ることは叶いませんでしたが
その場に馴染むように考えさせていただいいた家具です
きっと、うまく仲間入りできたことだと思っています



 

Nov 2014
世田谷区 S邸


建築設計 川辺直哉建築設計事務所

TV Bord / Chery
Side Bord / Cherry

関東からですがいつも家具製作を依頼いただいています
決して近くにいない私たちに、数ある木工所の中から選んでいただくということに
私たちができることは何かを考え携わらせていただいています
それは、木の魅力が伝わるように些細な工夫を凝らしたり
空間を理解しようと努めることや住み手となるお客様が求めていることに心を配るという
結局は当たり前のことに行き着くのかもしれません

ほんの一手間を加えること、少し時間をかけて丁寧なものづくりをすること
その家具と一生を共にしていただくのだから、当たり前のことですね

依頼主のS様、家具ともども末長いお付き合いをよろしくお願いいたします



Nov 2014
作品

 

Rocking Chair/ Chery / Wool Fublic
Ottoman / Chery / Wool Fublic

薪ストーブと揺り椅子

  *

Hさん、本当に長い期間を信じて待っていてくれたことに感謝しています
振り返ると、この椅子を作るということは2年前の私には身の丈を超えることだったように思います
今はそれが当たり前として考えられるようになったのは少し成長できたということでしょうか
辛抱して待っていただいたHさんのおかげですね

本当にありがとうございます
引き続きですが、今後もよろしくお願いします

 


Oct 2014
定番


Standard Chair

Chery / Paper Code
Walnut / Leather
Oak / Leather

一年を通して、数脚づつですが製作させていただいている唯一の定番椅子

これまでに設計した椅子の種類はおそらく30くらいあると思いますが
つくり続けられることになったのはこの椅子だけ
結果として定番となった椅子で、私のライフワークのようなものとして位置付けて小さな変更を繰り返して今に至ります

軽くて取り回しが良いのが特筆すべきことで、あとは至って普通、座り心地もそこそこに良い椅子です

技術的には、私の工房で無理なく作れる範囲のものです
大きなメーカーのようなアクロバティックな切削機械もなく
単純な加工機械を使って出来上がる形、ただ楕円の脚や膨らんだ小口を磨く作業はかなりの手間を要します
単純を極めて無駄を削ぎ落としていくことで、昔ながらの椅子らしい椅子といったところに形が落ち着いたのかもしれません

椅子の座面は革、ペーパーコード、布テープ、籐といった編み込みのみの選択となります




Oct 2014


Table・Desk / Oak / Brass

真鍮の留め具を外すことで、正方形のテーブルを二分してデスクのように使うこともできます

マルチファンクションというのは、その機能も格好も何方つかずに陥りやすく
個人的にはあまり好意的でなく、積極的には取り組んでいません
ですが、このテーブルに関しては非常にうまくまとめられたように感じています

真鍮製の留め具や足元のアジャスターはオリジナルで製作しています
ディティールへのこだわりですが、物の価値がそれひとつで上がるのは間違いないことです
これはいつも親身に相談に乗ってくれる鉄工所のbambinoさんのおかげです
本当にありがとうございます




Oct 2014


Chest / Knotted Oak

節ありのオーク材で製作した衣装ダンス、内材は桐、引き手はオークの削り出しオリジナル
木の魅力に助けられて私たちの仕事はなりたっています
その自覚をもとに、材には丹念に手を加えてあげなければいけないというように思います

出来上がった家具がすべて物語ってくれているような気がします




OCT 2014


Hashimoto HOMES

建築設計 服部信康建築設計事務所

Dining Table / Oak (OilStain)
Standard Chair / Oak (OilStain)

岡山県まで納品に伺わせていただきました
ハシモトホームズのみなさんにとてもあたたかく迎えていただけて感謝しています

住宅のガイドラインにもおそらくそうしたところがあるのかもしれませんが
予算という枠の中で、どのような回答を出すのかが今回の家具づくりでは一つのテーマでした
椅子の座面はアクリルテープの編み込み座面
はじめての試みでしたが、シェーカーの教本を片手にうまく編むことができました
またひとつ選択肢が広がりました

 


OCT 2014
伊勢市H邸


建築設計 横内敏人築設計事務所

TV Bord / Cherry / Cane
Bed / Cherry / White Ash / Cane

住まいづくりとしての建築の一端を家具製作という立ち位置で参加させていただきました
小さなサイズですが籐網の扉のテレビ台を製作しました
庭に囲まれるように配置されたリビングの空間ということで
控えめな家具ですが、雑多になりがちなAV機器を納めるという役目をしっかりと果たしていると思います

寝室のベッドにも籐を編み込んで製作しています
住宅内のそこかしこに存在する北欧家具の系譜をたどり
ヘッドボードは籐編みでするしかないという結論にいたりました

設計の横内先生、事務所スタッフの岩佐さんには家具の細かな寸法まで目を配っていただきました
使用感をめぐってのお話が主ではありましたが
良い住まいをつくるためになされる事として、共存するお庭や家具に関しても取り組むスタンスというものが変わらないということを
臨場感をもって感じることができました

依頼主のH様より、書斎の家具など引き続き数点の家具をご相談いただいております
春にお庭の緑が根付き出す頃にお邪魔させていただくのを楽しみにしております



 

Spt 2014
豊田市H邸


建築設計 服部信康建築設計事務所

Kitchen / Ash (Soap Finish)
Work Table / Ash (Soap Finish)
CupBord / Ash (Soap Finish)
Cabinet / Ash (Soap Finish)
Roun Table / Ash (Soap Finish)



建築家や設計士の方で家具図面まで描かれて依頼される方はそう多くありません
概要を伝えていただいて、こちらに設計を任せていただくケースの方が多いようにも思います

いつもお付き合いさせていただいている住宅設計の服部さんはびっしりと家具図を描いて依頼してこられえます
ご自身が設計された住まいにとって、膝をつきあわせて話し合いを重ねてきたクライアントを思って
例えテーブルひとつであっても、 きっちり図面を描いて渡してこられます

作る側の私たちにとっては、時々その形状が難解であったり、納まりがシビアであったり
製作においては決して楽をさせてもらうような家具ではありませんが、でき上がった家具を建築に備付ける時のしっくりとくる感じに
関心を超えて、いつも感動させてもらっています

それは、服部さんはその場に対しての必然というものを設計しようとお仕事をされているからなのではないかと考えたりします
私は自分のものづくりで、まだまだたくさんの邪念があって振れてしまうことも多いのですが
せめて自分の言い訳がましいことだけはどこかに置いておいて、届けられる人にとってシンプルによいものを作る人になりたいと思っています

依頼主のHさん、しばらく様子を見ていただいてメンテナンスなどで一度お邪魔したいと思っています
家具ともども、末長いお付き合いをこれからもよろしくお願いします




Spt 2014


設計 田中郁恵設計室

Cupbord / Oak
Dresser / Oak

食卓横に配置される食器棚
上段はガラス戸、下は引き違いの戸になります
飾ることや、魅せることが生活の中にあることに私は大賛成です
ガラス戸に飾られたカップがなければ、きっとつまらない収納家具だったと
あらためて思います

下のドレッサーは、お嫁入り道具の鏡を流用したもの
ここに、どんなに格好の良い鏡をもってきたとしても
この鏡よりも良くなることはないのです

今回も人が人のためのものをつくるという私たち従来の仕事ができたと思っています



May 2014


Living bord / chery

リビングの壁に沿ってL字に備え付けられる家具
住宅メーカーさんのお家で竣工後の施工ということなので
どこまで精度よく納められるかが悩みどころでありましたが
二方ともに3600を超えるサイズをぴったりと気持ちよく取り付けることができました

現場での粘り勝ちのようなところもあるのですが
あきらめたり、あまえたりしなければ大抵のことは上手くいくものです

気長にやることも時に大切ですね



May 2014


デザインを学ぶ学生の課題を手伝いました
コンセプチャルな椅子です

郊外にある私の工房まで遠路はるばる通って製作を試みていました
なんとか形にしてあげることができましたが、それ自体が彼の収穫というわけでは決してなかったようで
形ではない何かを掴んで帰ってくれたようにも思います
私にはそれがとても嬉しいことでした

  *

何年かごとにこうした学生からの相談を受けて手伝う自分がいます
学生の頃の自分と比べても彼らは、よほど優秀ですし、礼儀も正しい、力もあるように思います
ただ、彼らの倍ほど生きてきたというだけで、いろいろと上からものを言ってしまうのですが
ただ伝えたいのは、デザインをするという行為が誰かや、何かの役にたつことであってほしいということです

その方法は多岐に渡っています
彼らの思う方向で活躍してくれることを願うばかりです

私がこうした学生の手伝いを無下にことわれないのも
二十歳の時、同じように課題の製作を学校近くの木工所にいって作らせてもらった経緯があるからであって
忙しくされていた職人さんたちが手をとめて力を貸してくれたその時のことがいつもよぎります

そして今、私は木工所をやっています

その時のご恩を所は違えど返していきたいと思っています

Pay It Forward  ですね









出口真樹/1972年 三重県生まれ

1995年多摩美術大学デザイン科卒 
1998年住宅設計の仕事から一転して家具職人の道を目指しデンマークへ留学 デンマークで家具の製作技術と家具デザインを学ぶ
2000年帰国 自身の家具製作アトリエを開設 現在に至る

 

 

 

 
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